他の解析ツールからの乗り換えポイント | SiteTracker(サイトトラッカー)

他の解析ツールからの乗り換えポイント ~ Urchinで解析できる内容は、SiteTrackerでも解析できる? -よくあるお問合せをまとめてみました(SiteTrackerコラム番外編)

SiteTrackerコラム番外編
2015年1月6日改訂 
2012年5月25日 

Urchinから乗り換えをお考えの方へ
SiteTrackerと同じ、サーバログ型アクセス解析ツール「Urchin(アーチン)」の販売終了(2012年3月28日)にともない、現在Urchinをお使いのユーザー様、そのシステム運用をされている企業様からのお問合せが増えています。
共通するお問い合わせ内容も多いため、よくあるご質問とご回答をまとめました。

  1. Urchinで解析できる内容はSiteTrackerでも解析できる?
  2. ライセンス価格などの初期コストと運用コストは?
  3. 導入における注意点はなにかある?

Urchinで解析できる内容はSiteTrackerでも解析できるか?

SiteTrackerはアクセス解析で基本的に必要となる解析指標は網羅しているため、Urchinが対応する解析内容は、Adwords連携機能などオプション的なレポートを除いて、おおよそ対応できます。 もちろんツールのインターフェースは異なるため、出力されるレポートの形は違ってきます。

解析ツールの機能を比較するよりも・・・
解析ツールの機能は、主にフィルタが主要な機能ですが、単純に比較できるものではありません。解析ツールの機能は解析結果に導くための「手段」ですので、これはツールによっていろんな機能や方法があります。 レポートの形についても同じです。
大事なポイントは

  • 必要とする指標を取得できるか
  • 必要な機能、特に無いと困る機能は何か?

これらを見極めてツールを選定することをお勧めします。

解析データの数値が変わってしまう?
同じログデータを解析しても、ツールの設定や仕様によって解析結果の数値は異なります。 細かく設定を合わせていけば限りなく近い解析結果は出せるかもしれませんが相当な労力と時間がかかります。ツールの仕様の違いで設定だけで数値を合わせることにも限界があるでしょう。 ツール切り替えで大事なことは、数値の根拠を明確にすることです。

  • ある程度の期間は併行運用を行って、それぞれの数値の変化の違いなどツールのクセを確かめる
  • 各ツールがどのような条件でその数値を出しているのかを確認する。

サーバログ解析型の場合は、過去ログを解析することで旧解析ツールと過去の解析結果を比較でき、解析定義の再設定も柔軟に行えるため、併行運用の期間の短縮化が図れます。 またログがあることで、解析のやり直しができることも大きなメリットとしてあげられます。

ポイント!解析ツールによっては、解析パフォーマンスを上げるために解析データをサマリデータで蓄積されているものもあります。 その場合の解析データはドリルダウンやクロス分析などが行えず深い分析が行えません。 SiteTrackerは全アクセスデータをDBに蓄積するため、個々の訪問単位で全ぺージ経路情報をもっています。 そのためほとんどの解析数値をドリルダウンして詳細データを見ることができます。 異常値の原因を特定したり、複合条件で解析データを分解したりしていくことができます。 この特長は、Webアナリストから、解析に十分な機能であるとの高い評価が得られる大きな理由として挙げられます。


場合によってはツールを併用することも考える
解析ツールにはそれぞれ得手不得手があります。
レポートの形式やオプション的な機能、分析を得意とする機能、わかりやすくレポート、ビジュアライズしてくれるものなど、結果に至るまでの操作や手段に違いがあります。 例えば、広告効果測定をCPC、CPOなど広告ROIを一緒に見たい場合、解析ツール側で行うよりも広告効果測定専用のツールを使った方が良いケースもあります。 特にサーバログ解析では、サイト内の訪問傾向や訪問者行動の分析が中心となり、広告側の効果測定に足りない情報や機能があったりするので、広告効果測定ツールとアクセス解析ツールの両方をうまく使い分けて利用しているケースもよくみられます。 

ちょっと先を見越してツールを選らぶ
今スグに実現できなくても「今後○○をするために、こんな解析をすることを考えたい」、それに見合う機能が備わっているかどうかも、ツール選びのひとつのポイントです。 ツールの切り替えは、やはり負荷がかかりますので、できれば同一のツールを使い続けることが望ましいです。 ツールを選ぶ時に、ちょっと先を見て将来的にどんな解析運用を目指していくのかを踏まえ、そのツールでできそうか、将来性、拡張性も考えて選ぶことも大切なポイントです。

ポイント!SiteTrackerは、いろいろな解析要件で分析をする視点で設計されており、基本指標に対してフィルタ、メトリックス、ディメンションの組み合わせで、多彩なレポーティングが可能な解析ツールです。 また、データベーススキーマ情報も公開しているため、顧客データなどの外部データを統合した分析といった、幅広い解析要件にも対応できる拡張性の高いツールです。
SiteTrackerは、統合マーケティングソリューション「Unica」製品のひとつであり、マーケティングキャンペーンマネジメントなど他のUnica製品との連携も行いやすい設計になっています。

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ライセンス価格などの初期コストと運用コストは?

サーバログ型で、ライセンス購入、サーバインストール型の解析ツールとくれば、ツールを導入するシステム構成は似たようなものになります。 中でもデータベースを利用し、ブラウザで操作閲覧するWebアプリケーション形式のものが多くみられます。 SiteTrackerはまさにその典型的なツールです。

初期コスト、運用コストとしてどんなものが挙げられる?
SiteTrackerの初期導入時のコストや運用コストとして最低限考えておくことは、大まかに以下の表のような内容になります。 
これは解析環境にかかわる主なコスト項目です。 もちろんこれ以外に解析業務にかかる人件費やその他さまざまなコストがありますが、それはツールに関係なく発生するものですので、ここでは触れていません。

初期コスト
・SiteTrackerライセンス費用(1年間のサポート付き)
・データベースライセンス費用
・ハードウェア/OSライセンス(Apache、IISなど含む)購入費
・初期導入作業費用(インストール/設定/トレーニングなど)

(基本トレーニングは標準サポート範囲でサービスしているものもあります)

運用コスト
・SiteTracker年間サポート費用(2年目以降)
・データベース保守費
・サーバ運用人件費

SiteTrackerのライセンスってどういうもの? PV数による従量課金?
SiteTracker9のライセンスはWebサイトの規模(=PV [ページビュー] )と管理者権限を持つユーザーアカウントの数により決定します。 SiteTracker9 のライセンスPV数は月間平均のPV数となっており、ソフトウェアのライセンスには使用期限がありません。
例)

  • 100万PVライセンスのご購入の場合、利用プロファイル全ての合計PV数が平均して100万PV/月より少なければ、そのライセンスのご利用範囲になります。

つまり従量課金制とは異なり、毎月のPV数にかかる経費に煩わされることなく使い続けることが可能です。

ポイント!月間平均ページビュー数が大きければ大きいほど、そのWebサイトはビジネスにおける貢献度を大きくするポテンシャルを持っているため、費用対効果を出しやすくなります。 SiteTrackerのライセンス費用が気にならないくらい、Webサイト・マーケティング・戦略立案の精度を上げるためのご支援や、SiteTrackerを活用するための様々なサービスを提供しています。

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導入における注意点はなにかある?

SiteTrackerのように、ログ解析型でしかもインストールタイプのツールは、ほとんど似た構成でしょう。 中でもデータベースを利用し、ブラウザで操作閲覧するWebアプリケーションの形式のものが多くみられます。 そのため、ログ解析型でインストールするタイプのツールからの乗り換えの場合は、これまで利用していたツールとほぼ同じイメージでの導入と運用が考えられます。 

LinkIcon参考 SiteTrackerのシステム運用設計のポイント(コラム)

Urchinで使ってたサーバに入れられる?
導入にあたっては、大容量データを蓄積することから、Webサイトのアクセス規模に応じて十分なスペックのハードウェアを準備することがポイントです。 Urchinで利用していたハードウェアのスペックが、SiteTrackerの推奨スペックと同じ程度であれば利用できます。

SiteTrackerに適したハードウェア・スペックは、月間平均ページビュー数と解析データの保持期間にもとづいて算定します。

LinkIcon参考 SiteTracker9 を導入するために必要な環境とは(コラム)

ポイント!SiteTrackerを最大限に活用できるよう、基盤を維持するためのシステム運用に関しても、豊富な実績を元に専門技術者がご支援いたしますので、お気軽ご相談ください。 LinkIconお問い合わせ


ツールを切り替えたら運用はどう変わるんだろう? いろいろ心配だ・・・ 
Urchinなどサーバログ型からの乗り換えでは、システム管理側の運用はそれほど大きく変わることはないと思います。 どちらかと言えば解析ツールの操作画面、レポート画面が変わるため、利用者側の運用で変わってくる部分が多いでしょう。
他のツールから乗り換えた場合に、できるだけスムーズに運用できるように様々な支援をご用意しています。

ポイント!なかなかアクセス解析の方法がつかめない、解析データをアクションに活かしきれていない、などの悩みを持つお客様も多いのですが、一度、専門家に解析レポートを依頼することなどをおすすめします。 専門家の分析視点を知ることで有効なアクセス解析を行えるようになります。

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