第9回 SiteTrackerコラム
『SiteTracker9 の特長とバージョンアップするメリット』 2012.05.10
ゼネラルマネージャー 山崎典子
SiteTracker9 にバージョンアップするメリット
サーバログ型 アクセス解析ツールSiteTrackerは14年前から日本で販売されていることをご存知でしょうか?
当初は、SiteTrackerのバージョンは「3.x」から始まり、現在では導入実績3,100ライセンス、導入団体数1,700を超える老舗のアクセス解析ツールになりました。
現在販売されている最新バージョンは「9」。
旧バージョンをお持ちのユーザー様には、SiteTracker9発売時にサポートのご契約があった場合は無償でバージョンアップライセンスを提供しており、サポートの契約がなくても優待価格でバージョンアップする事が可能です。
機能的にはSiteTracker8 が発売された段階でかなり成熟しており、ほとんどの解析要件を満たすだけの柔軟なカスタマイズ性を保有していましたが、2007年1月にSiteTracker8 が発売された頃とは、アクセス解析に対する意識や利用状況にも大きな変化がもたらされました。
2010年10月28日のSiteTracker9 発売の背景は、どちらかといえば解析機能の拡充というより、大容量データの処理速度を改善するための施策としての意味合いが強かったと言えます。
つまり、2000年以降の急激なインターネットの普及に伴い、解析対象となるWebサイトのログデータの容量も増大し、解析ツールのパフォーマンスに対する要求が高まってきたことが、キーポート・ソリューションズが新バージョンを発売した最大の理由となりました。
また、中国、韓国向けのWebサイトも解析できるよう、マルチバイト対応を可能にしたのも、SiteTracker8からSiteTracker9への大きな変革です。
独自データベース版(*1)ご利用中のSiteTrackerユーザー様
- データベースの容量制約に合わせて、解析対象サイトを分割して解析している。
- データベースの容量制約に合わせて、保持期間を短縮して解析している。
- 月に一回はデータベース障害が起こり、再インストールしている。
- 解析要件に対する機能が不十分である。
*1 SiteTracker 8 Standard/Premier for SQLite、それ以前のバージョンのProfessional/Enterprise
全てのSiteTrackerユーザー様
- 前日のアクセスログを夜間にバッチで解析しているが、最近、業務開始時間までに解析が終わらなくなってしまった。
- レポートのカスタマイズをしたいが、動作があまりにも遅いため、CSVで出力して解析している。
- 解析サーバーのOSやDBが古く、ベンダーのサポート対象外になってしまい、サーバーのリプレースを予定している。
- 中国語、韓国語などマルチバイドで解析する必要がある。
このバージョンアップに際しては、大きなハードルがいくつかありました。
一つは、SiteTracker8 までは存在した、エントリー用エディションがなくなり、ハイグレードのエディション(旧Premier)のみに一本化されたこと。
ライセンス形態の要素として月間ページビュー数とパワーユーザー数が適用されたこと。
以上のことから、極力、ユーザー様の混乱を招くことの無いよう、バージョンアップをご検討の際には個別にご対応しております。
SiteTrackerをお使いになる上でお困りな点がありましたらお問い合わせください。
山崎 典子 Noriko Yamazaki
SiteTrackerをはじめとする製品の企画・販売を行うウェブマーケティングチームを取りまとめる。システムエンジニア経験も豊富で、ことあるごとに開発現場に入りたがる。
※ 記載されている所属名・役職名は、掲載当時のものです