コラム 「アクセス解析をはじめる前にログファイルを確かめよう」 | SiteTracker(サイトトラッカー)

SiteTrackerやアクセス解析のコラムです。

第11回 SiteTrackerコラム

『アクセス解析をはじめる前にログファイルを確かめよう!』 2012.05.15

Webマーケティング・チーム

SiteTracke 9 が解析できるWebサーバのアクセスログファイルについて


◆ ログファイルフォーマットについて

SiteTracker 9は以下のWebサーバログフォーマットに対応しています。

  • Apache NCSA Combined
  • IIS W3C拡張フォーマット
  • iPlanet Web Server
  • Lotus Domino WEBサーバ(アプリケーションサーバログには非対応)

■ポイント 
※Apache NCSA Common形式も解析することはできますが、リファラとユーザエージェント情報が得られないため、一部の解析項目が使用できません。(ブラウザ、プラットフォーム、参照元、キーワードなど)
※IISの初期設定ではリファラとユーザエージェント情報が出力されない設定になっている場合がありますので、あらかじめ設定を確認してください。

必要なログ情報があれば、ある程度自由にログフォーマットを設定できる
その他のフォーマットであっても、日時、アクセス元ホスト情報、アクセスされたページパスが記録されたログファイルであれば、SiteTracker 9の「カスタムログ形式」を追加設定することで、解析できる可能性があります。詳細は個別にお問い合わせください。

◆ 複数のサーバに分かれたサイトの解析について

SiteTracker 9は複数のサーバで構成されたサイトを1つのプロファイルでまとめて解析することができます。
複数のサーバで構成するとは、ロードバランサー配下で構成されていたり、httpとhttps(ssl)の2つのURLを使用している場合です。
また、サイト間で行き来のある異なるURLの複数のサイトをまとめて解析する場合も同様です。
この場合、ログファイルについて以下の条件が必須です。

  • 対象の全サーバのログローテート(分割)時刻が統一されている
  • 同一ローテートのログファイル名がサーバ間で統一されている
  • SiteTracker 9サーバ上にログファイルを配置する場合、サーバごとに異なるディレクトリに保存されている
  • 訪問のセッション化に使用する情報が共通に出力されている

訪問のセッション化に使用できる情報には以下があります。

  • ホスト+ユーザエージェントの結合文字列
  • 認証ユーザ名
  • セッションクッキー値
  • パラメータ値

SiteTracker 9は上記の何れかの情報を1つ使用して訪問者の特定、セッション化を行います。

SiteTrackerをお使いになる上でお困りな点がありましたらお問い合わせください。LinkIcon

※ 記載されている所属名・役職名は、掲載当時のものです