コラム 「SiteTracker9 を導入するために必要な環境とは」 | SiteTracker(サイトトラッカー)

SiteTrackerやアクセス解析のコラムです。

第10回 SiteTrackerコラム

『SiteTracker9 を導入するために必要な環境とは』 2012.05.15

Webマーケティング・チーム

SiteTracker 9 が動作するためのOS、データベース、ハードウェア構成について

SiteTrackerはサーバにインストールして使用するソフトウェアです。 SiteTrackerを導入するには、下記3つのものが最低限必要になります。

  • OS
  • Webサーバ
  • データベース

ここでは、SiteTrackerを導入するために必要な動作環境についての情報やポイントをまとめていますので、導入検討や評価版ご利用の際に、ぜひご覧ください。

◆ 対応OSについて

SiteTracker 9は以下のOSで動作します。
・Windows XP
・Windows Server 2003
・Windows Server 2008(R2含む)
・RedHat Enterprise Linux 4.x
・RedHat Enterprise Linux 5.x

■ポイント
※Windows Vista、Windows 7は動作保証対象外です。
※Linux OSではSELinuxをDisabledにする必要があります。
※RedHat Enterprise Linux 5.xでは後方互換ライブラリとしてlibstdc++とglibcのcompatパッケージをインストールする必要があります。


◆ Webサーバについて

SiteTracker 9はWEBアプリケーションであるため、WEBサーバを必要とします。
Windowsの場合はIIS、Linuxの場合apacheをインストールしてください。

■Apache 2.0系を使用する場合の注意
・初期インストール状態ではSiteTracker 9の画面が文字化けするため、httpd.confの以下の箇所を変更し、httpdを再起動してください。
・「AddDefaultCharset UTF-8」をコメントアウトする。
・「LanguagePriority」行の「ja」をリストの先頭に移動する

IIS 7.xを使用する場合の注意
サーバマネージャの役割から以下のIIS役割サービスを追加してください。 
・.NET拡張性 
・ASP 
・CGI 
・ISAPI拡張 
・ISAPIフィルター
・IIS 6 互換管理の全て


◆ 対応データベースについて

SiteTracker 9は以下のいずれかのデータベースを必要とします。
・SQL Server 2005
・SQL Server 2008
・Oracle 10g(10.1、10.2)
・Oracle 11g(11.0、11.1、11.2)

■ポイント
※データベースのキャラクタセットはShift-JISを使用します。SQL Serverでは「Japanese_90_BIN」、Oracleでは「JA16SJIS」です。
※SQL Server Expressエディションは動作保証対象外です。Standard以上のエディションをご利用ください。
※Oracle Expressエディションは動保証作対象外です。Standard One以上のエディションをご利用ください。
※ライセンスはインストールするサーバのコア数や使用人数に依存しますので、それぞれのデータベースのベンダーにご確認ください。
※SQL ServerはWindows版SiteTracker 9でのみ使用可能です。
※データベースサーバにOracle 11gを使用する場合、SiteTracker 9サーバにはOracle 10gクライアントをインストールする必要があります。
※Linux OSでOracleを使用する場合、httpd起動ユーザからOracleライブラリがアクセスできるように、標準ライブラリパスにシンボリックリンクを追加する必要があります。

OSもデータベースも64bitネイティブで動作するSiteTracker9は・・・
SiteTracker 9は以下の組み合わせでのみ、64bitネイティブで動作します。
それ以外は32bitアプリケーションの互換プラットフォーム(WOW64など)で動作します。
 ・RedHat Enterprise Linux 4.x/5.x 64bit版 + Oracle 10gR2/11g 64bit版

◆ ハードウェア構成について

データベースとSiteTracker 9を同じサーバにインストールした場合、推奨されるスペックは以下のようになります。

CPU
4コア以上、2.8GHz以上のx86アーキテクチャ
メモリー
4GB(64bit OSの場合は8GB以上)
HDD構成
RAID 0 またはRAID 1+0

■ポイント
SiteTrackerの処理時間はHDDのアクセス速度に大きく依存します。
高速化を図るため必ずRAID 0を含むディスクアレイにしてください。
RAID 1のみやRAID 5の場合、十分なパフォーマンスが得られない可能性があります。


HDD容量はどれくらい必要?
HDDの必要サイズは蓄積されるデータ量に依存し、以下の要因により決定されます。

  •  解析対象サイトの月間ページビュー数
  •  解析結果を保持する期間
  •  生ログファイルを保持する期間
  •  作成するプロファイル数

月間ページビュー数に対して必要となるおよそのHDD容量は、以下の値を参考値としてください。
※この値は1000万PV/月のサンプルログファイルを解析した結果から算出した推測値です。詳細なサイジングは実際の解析対象WEBサーバのログファイルを試用版SiteTracker 9を使って実際に解析してから決定してください。

条件:作成プロファイル3

  •    3プロファイルの月間ページビュー数の合計をPV数とする
  •    解析結果保持期間は13ヶ月
  •    ログファイルは非圧縮
  •    OS、アプリケーション等を格納する領域は60GB
  •    容量単位はGB

月間ページビュー数(PV) 50万 100万 200万 500万 1,000万 2,000万 5,000万 1億
LOGファイルの使用容量(GB) 10 20 35 90 180 350 900 1,700
DBの使用容量(GB) 15 30 55 140 280 550 1,400 2,700
合計(GB) 35 50 90 230 460 900 2,300 4,400

■仮想マシンをご利用する場合のご注意
仮想マシン環境は動作検証を行っておりません。
動作実績はありますが全ての仮想マシン環境での動作保証はしておりません。
障害発生時に環境に依存する問題かどうかの切り分けを、お客様環境で行ってください。


SiteTrackerをお使いになる上でお困りな点がありましたらお問い合わせください。LinkIcon

※ 記載されている所属名・役職名は、掲載当時のものです